夏のツアー

島おこし実践塾 ー専門編ー

現場で学ぶ「SDGs」

持続可能な社会の実現のために、私たちは何をすべきか。課題先進地である対馬で、現実に起こっている問題を題材に、当事者の話や現場での実習を通じて、リアルな議論を展開します。

ツアー代金 ●学生(大学生・短期大学生・専門学校生・大学院生):15,000円
●社会人:29,000円
宿泊代、食事代込み
日数 4泊5日
開催期間 今年度の開催は終了致しました

おすすめポイント

  • 人が豊かに暮らし続けられる社会とは?
  • 人と自然が共生する社会とは
  • SDGsって何? 対馬の課題に照らして考えると

最近何かと耳にする機会が増えた「SDGs(持続可能な開発目標)」。どこか遠くの発展途上国の話、国際開発の話、ではありません。私たちの身の回りにも、多くの課題が山積しています。豊かな自然を残しつつ様々な課題を抱えた対馬での現場実習を通じて、持続可能な社会の実現に向けて、何が必要か、どのような行動が求められるのか、「自分ごと」として考えます。

「SDGs」とは何か

こども国連環境会議推進協会 経営企画委員でワークショップデザイナーでもある飯田貴也氏を講師に招き、持続可能な社会の実現に向けて、国際社会や日本国内ではどのような取り組みを進めているのか、SDGsに照らして解説いただきます。また、カードゲーム「2030SDGs」を体験し、SDGsとは何なのか、なぜその目標が必要なのか、目標があることによって社会にどの様な変化が生まれるのか、ゲームを通し理解を深めます。

第11のゴール:住み続けられるまちづくりを

全国的に見ても少子高齢化、過疎化が深刻な対馬において、農林水産業の担い手不足や耕作放棄、空き家の増加、生態系の劣化などが大きな問題となっています。実践塾の舞台である「志多留地区」では、住民同士が協力し、過疎によって低下した交通や医療・福祉サービスを守っていこうという取り組みが始まっています。

実際に集落内を散策しながら現状を目の当たりにし、5日間で取り組む課題の意義を認識します。見たこと、感じたことを参加者同士で共有し、「志多留地区」のSDGs達成度を可視化していきます。

 

第14のゴール:海の豊かさを守ろう

東シナ海と日本海を結ぶ対馬海峡の真ん中に浮かぶ対馬周辺の海域は、全国でも有数の好漁場です。そんな対馬の水産業も後継者不足が問題になっています。さらに、海藻が著しく減少し水産資源に影響を及ぼす磯焼けや資源量の減少など、様々な課題を抱えています。

実践塾では、水産資源の持続可能な利用を目指した漁業や直販活動、担い手の育成等に取り組んでいる一本釣り漁師からお話を伺い、漁業体験・洋上からの海岸調査などの実践活動を通し、持続可能な水産業や海洋環境の保全について考えます。

 

第15のゴール:陸の豊かさも守ろう

島の約9割が森林におおわれてる対馬では、古くから焼き畑や炭焼きなどが行われ、人の手によって作り出された里地・里山で多くの生き物が暮らしてきました。しかし農業従事者の減少や高齢化、近年では増えすぎたシカやイノシシの被害も広がっており、耕作放棄地の増加など人の手が入らなくなったことによる生物多様性の劣化は、大きな問題となっています。

農業や林業が育む生態系の構造とその保全の重要性を学び、今後農林業が進む道として生産性の向上と生物多様性の保全をどのように折り合いをつけていくべきなのか、何を目指しだれが担っていくのか、実践者に教わりながら野外での実習を通し考えます。

 

仲間同士で深め合う

講義や実習の中で見つけた課題について、参加者同士でグループを作りディスカッションをおこないます。これまでテーマにしてきた課題に対して、どのような制度が必要なのか、自分たちには何ができるのか考えます。自ら体験したことや、当事者から聞き取った「現場の視点」を盛り込み、より実効性の高い行動計画や政策提言を作成し、最終日には地域住民や市役所職員の前で発表を行います。

実践塾に集まる塾生たちはそれぞれ専門分野が異なるため、様々な立場からの意見が飛び交い、問題に対する新たな見方を与えてくれます。5日間共に考え、刺激し合い、一緒に過ごしてきたメンバーは学年や地域を超えて深くつながりあえる、心強い仲間となります。

豊かに暮らし続けられる社会とは何か、人と自然が共生する社会を築くためにはどうしたいいのか。実践塾を通し出会い、共に学んだ仲間とともに、持続可能な社会の実現に向け、実践力のある人となってくれることを期待しています。

ツアー行程

〈1日目〉対馬を知る・SDGsってなに

0:05-7:00 九州郵船 フェリー「ちくし」

※到着は4:45ですが、7:00まで船内で休憩していただきます

博多港

~対馬厳原港

7:30-12:00 島内観光①

厳原の城下町~万松院~烏帽子岳展望所~和多都美神社~目保呂ダム馬事公園(対州馬見学)

12:00-13:00 昼食(弁当) 目保呂ダム馬事公園
13:30-14:00 開塾式・オリエンテーション 伊奈住民センター
14:00-15:00 【基礎講義】

持続可能な社会とは何か~SDGsの実践にむけて~

飯田 貴也氏(こども国連環境会議推進協会 経営企画委員/ワークショップデザイナー)

15:00-18:00 ワークショップ カードゲーム「2030SDGs」
18:00-20:00 ウェルカム交流会 志多留地区多目的集会施設
20:00~ 農林漁業体験民宿(民泊)宿泊 志多留・田ノ浜地区の民泊

 

〈2日目〉テーマ1:住み続けられるまちづくりを

9:00-10:00 導入 志多留地区の概要 志多留地区多目的集会施設
10:00-12:00 集落踏査 現場で「課題」をとらえます 志多留地区
12:00-13:00 昼食   志多留地区多目的集会施設
13:00-14:30 【講義】「自助・共助」による住民主体の地域づくり

菅田 奈緒美 氏(対馬市集落支援員)

14:30 -18:00 グループワーク 「志多留地区」のSDGs達成度を可視化します
18:00-20:00 夕食交流会
20:00~ 農林漁業体験民宿(民泊)宿泊 志多留・田ノ浜地区の民泊

 

〈3日目〉テーマ2:海の豊かさを守ろう

9:00-12:00 実習 漁業体験及び洋上からの海岸調査

海の豊かさを実感する一方で、磯やけが進む現状や漂着ゴミが打ち寄せる海岸も見学します。

志多留沖
12:00-13:00 昼食   志多留地区多目的集会施設

 

13:00-13:30 導入 対馬の海の魅力と迫る危機
13:30-15:00 【講義】水産資源の持続的な利用にむけて、一漁師ができること 

細井 尉佐義 氏(海子丸船長)

15:00 -18:00 グループワーク
18:00-19:00 夕食
19:00~ 農林漁業体験民宿(民泊)宿泊 志多留・田ノ浜地区の民泊

 

〈4日目〉テーマ3:陸の豊かさも守ろう

 

9:00-9:30 導入 対馬の農林業と生物多様性 志多留地区多目的集会施設
9:30-12:00 実習 農畜連携による循環型農場でのアスパラ収穫、イノシシ・シカの罠猟見学、原木しいたけのほだ木天地返し 志多留地区農地
12:00-13:00 昼食
13:00-14:00 【講義】里地・里山の生物多様性保全と持続的な農林業のあり方

神宮 正芳 氏(エコファーマー・猟師)

志多留地区多目的集会施設
15:00-16:30 グループワーク
16:30-18:30 発表準備のグループワーク

対馬で生じている具体的な「課題」に対して、行動計画を話し合います。

18:30-19:30 夕食
19:30~ 農林漁業体験民宿(民泊)宿泊 志多留・田ノ浜地区の民泊

 

〈5日目〉成果発表

9:00-11:00 発表会 塾長(市長)や民泊の方々、地域の方々、行政職員等の前で政策提言を行います 伊奈住民センター
11:00-11:30 総括講義と振り返り
11:30-12:00 修了式・講評
12:00-12:30 昼食(移動しながら) 貸切バス
12:30-14:30 島内観光②

対馬野生生物保護センター~天神多久頭魂神社~異国が見える丘展望台

15:05-22:55 九州郵船 フェリー「げんかい」 対馬比田勝港~博多港

 

【お申込み方法】

以下のURLにアクセスし、募集要項を確認の上お申し込みください。

http://fieldcampus.city.tsushima.nagasaki.jp/student/cat/cat3/post_6.html

開催日程・お申込み

旅行条件

【定員】
30名

【参加費】
学生:15,000円
社会人:29,000円

【代金に含まれるもの】
宿泊代(4泊)、食事代(昼食5回、夕食4回、朝食4回)、懇親会費、テキスト代、保険料、体験料、講師料、島内移動費(貸切バス等)
※対馬までの交通費は自己負担でお願いします。

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