農林漁業体験民宿(農泊)について
お客様を家族の一員として受け入れます。地元の人との交流を楽しみ、暮らしそのものを感じる。心温まる旅です。
農泊について
「しま」
を学ぼう
南北に細長く、様々な文化や歴史、多様な自然環境がぎゅーっと詰まった国境の島、対馬。大陸との交流を物語る、特徴的な文化や生態系が存在します。
周りは資源豊かな海に囲まれ、島の面積の9割を占める山林には、豊かな森林資源や貴重な生態系が残っています。まさに、地域資源の宝庫です。
また、対馬は、離島であるがゆえ、地域資源に依存する暮らしや、そのような暮らしの中で醸成されてきた文化や信仰や風習が、未だにリアルに残っています。
こうした暮らしは、地域の資源に目を向け、それらを賢く使っていく持続可能な社会のモデルとなるものです。
人と自然の共生の歴史、そこから生まれた知恵や技術、その中ではぐくまれてきた生き物たち。これらを肌で感じることができるフィールドなのです。
一方で離島は、課題先進地域という側面もあります。急速な過疎高齢化、農林水産業や地域活動の担い手不足、里地里山の劣化、生物多様性の減少、行政職員の減少と財政難、人材の流出、中心市街地の空洞化...etc.これから日本が直面するであろう課題が、既に現実のものとして表面化しています。
対馬は、まさに日本の縮図です。
ここ対馬で学び、研究し、日本の未来を考えよう!
毎年8月に開催する3泊4日の合宿型セミナーです。地元の高校生も参加し、地域づくり入門編として、一緒に対馬の未来を考えます。
講義と実践活動、およびグループワークで構成されています。扱うテーマは、農林水産業の現状と課題、教育・福祉、有害鳥獣対策、伝統文化の継承、過疎集落問題、地域資源を生かしたソーシャルビジネスなど多岐にわたります。
毎年9月に開催する5泊6日の合宿型セミナーです。
農泊に滞在しながら、講義と野外実習、およびディスカッションを通じて、現場で学び、汗を流し、語り合います。
生物多様性の劣化と地域の衰退、これは切っても切れない深い関係があります。生物多様性を育み、地域の文化や風土を作ってきた人々の暮らしを、どうやって次世代につないでいくのか。ホンモノの学びがここにあります。
農泊は、地域の農林漁業者の自宅に滞在し、家族の一員として暮らしそのものを体験します。農泊しながら、現場の声を生で聞くことができますし、地域の人を紹介してくれることもあります。
調査・研究のための長期滞在や、ゼミ合宿などの団体に対応した研修割引制度もありますので、ぜひ活用してください。
対馬市では、対馬で学ぶ大学生を応援しています。インターンの受け入れや、学術研究に対する奨励補助制度などの情報が掲載されていますので、ぜひご覧ください。