佐護の自然とともに、世界に一つの器をつくる

佐護にある『対馬ヤマネコ工房』にて、木工旋盤体験と民泊をさせていただきました。

「木工に使う木を、実際に見に行ってみますか？」

オーナーの島居佳都雄（しまいかつお）さんは、そう言って私たちを山まで連れて行ってくださいました。

車で3分ほどで島居さんの山に到着。一歩足を山に踏み入れれば、これまでの蒸し暑さが嘘だったかのように、涼しい風が体を吹き抜けます。

桑の木、欅、檜、かごの木…材料になる木は何種類もあって、それぞれに香りや色、柔らかさの違いがあるようです。自然との共生を全身で感じながらお話をききました。

作業場に戻ったら、さっそく木工旋盤体験へ。
ふわっと香る木のいい匂いと、可愛らしい看板がお出迎え。猫好きにはたまりません…！

そして趣味の域をこえた本格的な工具に圧倒されます。

木工旋盤体験では、木片で練習をした後に、一人一つサラダボウル作りに挑戦しました。

木工旋盤は初めての経験だったので、最初は高速で回転する木に戸惑い、少し緊張しました。島居さんに手を添えてもらいながら木の削れていく快感を覚えると、徐々に自分ひとりでもできるように。

大きい刃（ラフティングガウジというらしい）で荒く削った後に、小さい刃（ボウルガウジ）で側面を整えていき、一枚の板がボウルの形になっていきます。

1時間半ほどでボウルの形は完成！やすりをかけてさらにつやつやにし、手触りも抜群。

削ると木くずが大量に出てきて、まるで鰹節のよう…(笑)

体験で汗をかいたあとは、美味しい夕食の時間！
島居さんご一家がBBQをしてくださいました。
サザエやヒオウギ貝、牛肉などなど美味しそうな匂いがお庭に広がります。
みんなで乾杯！！
にぎやかな夕食です。

なんといってもほかほかの佐護米おにぎりは、おかずがなくてもペロッと食べてしまうほどとっても美味しい！佐護米のやさしい甘みともっちりした食感が口いっぱいに広がって最高でした。

おにぎりだけで一つ、とんちゃんをおかずに一つ、食べてしまいました(笑)

夜は島居さんと居間でおしゃべり。島居さんの作品たちが日常的に使われており、あれもこれもと見つけ出したらきりがないほど！みんなでアイスを食べながら写真撮影会です。

また、木工に対する島居さんの熱～いお話を聞かせていただきました。つい夢中になって気付いたら夜中に…！

  次の日の朝、自分たちの出来上がった器をもって写真撮影！佐護の美しい田園風景をバックに、サラダボウルを掲げます。インスタ映え間違いなしの構図に、大満足です。

朝食後には島居さんが散歩に連れて行ってくださいました。港で釣れたての魚に遭遇。

最後にご家族と記念写真。

木工体験に佐護の自然。とっても濃い一泊二日となりました。自分のオリジナルのお土産もできて一生の思い出になること間違いなし。

あたたかく迎えてくださった「対馬ヤマネコ工房」へ、みなさまも是非訪れてみては？