2017年09月22日 宿泊体験記

海に畑に郷土料理!あまりに濃すぎる農泊体験

写真

東京都/くるみ

写真

夕陽がきれい!その名も夕陽の宿に来ています。

昨日の一日を振り返ると・・・

  • 15:30チェックイン
  • 16:00~16:30ろくべえ
  • 16:30~16:45野菜収穫
  • 16:45~18:30船釣り
  • 18:30~19:00アジ釣り
  • 20:00~22:30夕ご飯(チマチョゴリ体験)
  • 22:30~23:30語り
  • 23:40~00:10港散策
  • 00:10~01:00語り
  • 01:00就寝

濃い。。。濃すぎる。。。楽しくて、あっという間の半日でした!

* * * * *

さて、まずはろくべえづくりの体験から。これがせんだんご。サツマイモを発酵させたものだそうです。ろくべえの材料です。

そのせんだんごに水を少しずつ入れて、手でこねていきます。

色が少し茶色になりました!さっきはあんなに白かったのに。丸めて形にします。お母さん、はやい!!

一回お湯に通します。

まるでハンバーグみたい。ちょっと美味しそうになってきました。

これをさらにこねていきます。私も挑戦。しかし、意外に重い。なかなかうまくまとまりません。

お母さん、早すぎです。カメラもその速さに追い付けません。

くるくる丸めたら、ろくべえの形にするために、専用の板を通して鍋にいれていきます。

腕に力を入れて押し付けないと、なかなか麺の形になりません。思ったより力を使うなあ。

ろくべえを茹でて、ねばりを取るために何度か水洗いをして、完成!夜ご飯が楽しみです。

仕上げはお母さんにお任せをして、次は野菜の収穫体験へ。

いろいろな野菜が育っています。「これはナニ?」とお母さんがクイズを出してきますが、全く見当がつきません。ショウガ、にら、キャベツ…。どこだ…。ぜひ探してみてください!

こんな感じで採りました。晩御飯が待ち遠しいです。

* * * * *

最後に船釣り体験です!!小さい船に乗るのははじめて!!テンションがあがります。

昨日までは海がしけていたそうなのに、今日は波が穏やか!いざ、イカ釣りに出航~!

女連の名所、立岩。岩が垂直にそびえ立っています。

と、ここでお父さんから「運転してみますか?」と驚きの提案。こんなチャンスは今しかない!操縦方法を優しく指導してくれました。

少し操縦を楽しんで、お父さんにバトンタッチ。魚が集まるポイントへ向かいます。

この機械で魚の集まる場所や現在地、深さがわかります。

イカ釣りポイントに到着。竿をたらして、イカを待ちます。釣れるかなあ。

釣り糸の先にはイカが引っかかる仕掛けであるエギを付けます。このエギを水中で動かすと、イカがエギを餌だと勘違いして飛びついてくるそうです。

移動しながらイカを待ちます。

…………………。

1時間経過…

残念ながら今回は釣れませんでした。ですが、

こんなきれいな夕陽をみることができました!「夕陽の宿」の名前の由来は、ここにアリ!日々の悩み事なんてどうでもよくなっちゃいました。

釣ることを諦めきれない私たちは、次は岸でアジ釣りに挑戦。(お父さんが一番気合入ってます。)釣り竿は予想以上に重い!

今度は小さいですが、たくさん魚がつれました。竿が引っ張られる感触は初体験。釣りにはまる人の気持ちがなんとなーくわかる気がしました。

* * * * *

お風呂に入った後は、晩御飯。いりやき、カツオやサバ、イカの刺身、タチウオの煮つけ、鹿肉のから揚げ…豪華すぎるご飯を前に、私たちのお腹が鳴ります。

さっきねばって釣れたアジも素揚げしていただきました。ありがとうございます!

市山家のいりやきには、さっき作ったろくべえが入っていました。具だくさんでちょっぴり甘い味付け。

サザエのつぼ焼きは磯の香りがして絶品!すぐそこでとれたものは、めちゃくちゃうまい!!

のんびりお話していると、お母さんが「船の音がするよ」と教えてくださったので、港までお父さんが連れて行ってくれました。漁師さんがちょうど港に帰ってきて、サバを市場に送る準備をしていました。

サバをおすそ分けしてもらいました。こんなにたくさん。さすが対馬、おすそ分けの文化ですね。

* * * * *

半日が本当にあっという間。女連にはたくさんの魅力が詰まっています。

あなたも水平線に落ちる夕陽を海の上から見てみませんか?

この体験記を書いてくれた人

写真

東京都/くるみ
大学で社会学を学んでいます。農泊が地域にどんな影響を与えるのか、関心があります。