2016年12月19日 山の体験記
[若者シリーズ②]御岳と植物
2016年11月23日(水)雨
今日は対馬北部にある、御嶽という山に登りました。
御嶽は国定公園・史跡名勝天然記念物・鳥獣保護区などに指定されている標高490メートルの山で、照葉樹林とモミの木が混在する珍しいところだそうです…「御嶽登山マップ」なるパンフレットに書かれている内容を書いてみたものの、植物に疎い僕のような人間には、そのすごさが全くと言っていいほど分かりません。木なんてどれも一緒に見えるし、名前なんてもってのほか…
だけどそれでは御嶽を満喫できないとのことだったので、植物に詳しい先生と一緒に御嶽登山ができるツアー?に参加してきました。草木の名前や特徴を、その都度解説してくれたので、なんだか自分も植物博士になったような気分になれるのがよかったところ。
それでは、御嶽ツアーの一部始終を見てみましょう。
↓ここが登山口。風情があります。
↓これはイロハモミジ。対馬のモミジのほとんどがこの種類だそうです。
ヒトリシズカという何となく寂しげな名前の草はシカが食べないから、毒があるのかもなんて話を聞きつつ…
↓これはウリノキ。色鮮やかなイエローリーフ(笑)です。
このあたりでカケスという鳥が鳴いていました。今回は鳥博士も同行しているようです。
↓こちらはクロキさん。ヒトミさんなのかメイサさんなのか…
↓この辺りが自然林との境目だとかなんとか…写真はゴヨウマツなる松と先生。
参加者の皆さん、勉強になる!と熱心に話を聞いています。
↓ここらで一休みといきましょう。
↓休憩スポット近くにはモミの木が。なんでも日本特有のもので、朝鮮半島には生えていないんだとか。
対馬では海岸近くでも生えているそうですが、九州のモミの木は標高1000m以上にしか生えていないそうです。対馬には不思議なことがいっぱい。
↓この右下から中央上部に生えている木はシャシャンボという変な名前のもののようで。
↓この辺りには鳥もちの原料になるモチノキや、忍者が出てきそうなカクレミノという木が。写真はカクレミノ。
↓こちらはカヤ。恐らく先生の真上のもの。実は食べることが可能で、木は碁盤の材料になるようです。ただイノシシに掘られやすいようで、近年は減少傾向にあるんだとか。
↓左の木と右の人に挟まれる形で、奥に見えるのがガンピというもの。三国志かなにかに出てきそうな名前です。
↓ケヤキはなんとなく知っていました。禿げています。
↓サルトリイバラ。変な名前のものばかり。
↓足元には十分ご注意ください。
↓モミの芯の部分は全部同じような形で残るんだとか。大きな焼き芋のようです。
↓対馬では標高300mあたりから現れるアカガシ。
↓だんだん山も深くなってきました。なんだか建物が見えます。
↓どうやら神社のようです。
↓だんだん頂上が近づいてきました。雨もあまり降っていません。
↓なんともすごい倒れ方の巨木。表土が薄いから倒れやすいんだとか。
↓き、霧が深い。僕はこの辺りで滑りました。まともな靴を持ってくればよかった…
↓ゴール目前で~
↓オモトさん。美味しそう。
↓ついに山頂。景色が神々しい。
なお、山頂で食べた昼食は格別でした。
天候に恵まれず、昼食途中にざあざあ降りになり、びちょびちょになったのは少し残念でしたが、思いのほか楽しむことができました。プロと一緒に山登りをするのも悪くありません。
写真左下(若者22歳)