2017年09月27日 宿泊体験記

蜂蜜コーヒーとお父さんとの集落散策で、私もツシマニア!?

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東京都/くるみ

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今日は、豆酘(つつ)の民泊ごんどうさんにおじゃましま~す!元気よく玄関を入ると、びっくり!お土産がズラリ。特産品が並ぶ宿に、期待が高まります。

着いて最初は夕ご飯。お母さんが準備をしています。これは、いりやき用のお魚。ヤズというブリの子ども。

味付けは砂糖と醤油だけ。お魚の出汁が味の決め手です。

My箸ならぬ、ごんどう’s箸。思わずパシャリ。

食卓には豪華な海の幸が!ブリとイサキのフライが絶品。フライを口に入れた瞬間、ふわっとした食感に感動!こんなの初めて!

握り寿司とお刺身も口の中でとろける~。幸せに包まれます。

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ここで、朝ご飯も少し紹介。

お母さんお手製の梅干し。すっぱーい!梅干し本来の味がぎゅっと凝縮されていました。梅干しが苦手で10年間食べていなかった私でしたが、パクッと食べてしまいました。この梅干ししかもう食べられません。

今年初栗ご飯。栗の旨味がお米に染みわたって、うーん、うまい!

食後にはニホンミツバチのハチミツ入りコーヒーでゆったり。

舐めてびっくり。濃い~~~甘さ。色んな花の蜜の味が楽しめます。

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のんびりしたら、お父さんのガイドで豆酘ツアースタート。

まず最初は豆酘漁港へ。外国船が自由に出入りできる国際避難港に指定されています。

これは、六角形の造りで、5隻を同時に泊めることができる船着き場です。

造られた当時は画期的なデザインで、国の表彰を受けたそうです。未だに見物客が多いそうですよ。

これは、手動で船を引き上げる巻胴です。穴の中に棒を通し、その棒を持って、円を描くように人が回ります。

巻胴は豆酘に50基ほどあり、対馬の中でも珍しいそうです。

少し車を走らせ山を登ると、みかん畑に到着しました。

これは豆酘みかん。対馬暖流の恩恵を受け、温暖な気候の豆酘で作られたみかんは対馬で大人気!

静岡県や愛媛県のみかん農家さん達も、「こんな美味しいみかんは食べたことがない」と大絶賛だそうです。なかなか島外には出ない、貴重なみかんです。食べたいなあ。

これが蜂洞です。ハチたちはこの中に巣を作ります。見通しが良くて、動物に攻撃されにくい高い場所に設置します。ハチが住み着いてくれるかどうかは女王バチ次第。

1年に一度、美味しいハチミツを取り出します。

蜂洞の手入れは欠かせません。蜂洞の下の部分から、定期的に掃除をします。

働きバチが2万回蜜を運んで、ようやくスプーン一杯分。両羽に蜜を抱えて一生懸命巣に戻ってくる姿は、可愛らしいそうですよ。働きバチの努力の賜物ですね。

最後は鮎もどし自然公園へ。

美しい山に囲まれた綺麗な川は、子供たちの絶好の遊び場です。

川の上に架かる橋を渡っていきます。風でゆらゆら揺れる~。

この川の岩は、なんと1枚で繋がっているんです!自然の雄大さを感じますね。

お父さんに絶好スポットを教えていただきました。しゃがんでみてみると…

上流から流れてくるきれいな水が!まるで自分が自然の中に溶け込んだよう。都会ではなかなか味わえない自然に、思わず見とれてしまいました。

 

豆酘には他にも、豆酘崎や赤米、美女塚、多久頭魂神社など、たくさんの観光スポットがあります。お父さんは対馬のことならなんでも知っている物知り博士!お父さんのガイドとお母さんの美味しい郷土料理で、豆酘を堪能しませんか?

この体験記を書いてくれた人

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東京都/くるみ
大学で社会学を学んでいます。農泊が地域にどんな影響を与えるのか、関心があります。